一般の方
安全にお薬をお渡しするために
「身長」「体重」「血清クレアチニン値」をお尋ねします。
ご協力ください。
腎機能(腎臓の働き)を知ることにより、
お薬をより安全に使用することができます
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なぜ、腎臓とお薬が関係あるの?
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お薬は、一度服用したら効き目がずっと続くわけではありませんね。体の中に入ったお薬は、腎臓や肝臓を通して体の外に出されています。腎臓の働きが悪くなると、腎臓を通して排出されるお薬が、外に出ることができず、体の中にたまってしまい、副作用が出やすくなることがあるので、注意が必要なのです。お薬自体が肝臓を悪くする原因となることもあるんですよ。
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腎臓の働きが悪くなったときに、お薬はどうしたらいいの?
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腎臓の働きに応じて、お薬の量を調節して、安全に使用します。いくつかの病院にかかっているときは、成分が重ならないように注意します。お薬手帳を活用すると良いですよ。
腎臓の検査
初期の腎臓病では、自覚症状がほとんどありません。 腎臓は、いったん悪くなると、自然には治りにくいため、 早期治療が大切です。放置したままにすると、症状がでた ときには、透析が必要になることもあります。
早期発見 早期治療
尿検査で蛋白尿がでていないか調べます。健康診断で発見されることも多いので、健診は定期的に受けましょう。 血液検査による血清クレアチニン値で診断します。
腎臓が悪くなるとあらわれる症状
夜中のトイレの回数が増える
むくみがある
貧血や立ちくらみ
息切れしやすい
疲れやすい
食欲がない・吐き気がする
腎臓の働きを悪化させないために
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食生活の改善
暴飲暴食をしない 塩分の取りすぎに注意する 腎臓の働きに応じた食事療法(医師・栄養士の指導に従う)
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糖尿病・高血圧の管理
糖尿病・高血圧は腎臓の働きを悪くする原因の一つです 糖尿病・高血圧は全身の血管にもダメージを与えます(心筋梗塞や脳卒中など)
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生活習慣の改善
適度な運動をする(歩く) 禁煙・節酒を心がける 血圧測定や体重測定をしてセルフケア(自己管理)